バリ料理店にいってきたっていうこと。
相変わらずおいしかった。
今日は後輩も一緒に4人で行ったのだが、みんなけっこう頼むので机いっぱいに。
画像はつなびぃでご確認いただければ幸いであります。
ところで、無線LANを購入してみた。
まっくん(愛用のMacBookの愛称)は無線に強いみたいだし、MGSPWのでどうしても無線が必要になったので、食事前に購入。
いままで接続をやってたのだが案外うまくいくもので。
でもコンセントが足りないので今までみたいに大量のたこ足は難しいかも。
っていうか私たこ足しすぎね。
今あるコンセント、フルにたこ足使ってる。
切れる電源はなるべく切らないと。。。
電気代。。。
お金に気を使える男になりたい。
そんな日でした。
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「アーティストって憧れる」
ぽつりとトーマが呟いた。
私よりも低い位置にあるトーマの顔は、手にもった文庫本のページに釘付けになっていて、その表情は読めない。私がそんなことを思っている間にもぱらりとページはめくられて、文庫本に綴られた物語はそろそろ終わりを迎えそうだった。
私はその様子を少し上から眺めている。
快晴の昼下がり。
雲一つない青空の下は暑すぎるというトーマの進言で、私たちは公園の木々の下で昼食をとった。
トーマは私の手を借りて、普段乗っている車椅子から降りて芝生の上に座り、私といえばトーマが乗っていた車椅子に座っている。
「何かに寄りかかってご飯を食べたい」
そう言ったトーマに対して私は至極普通の提案として「じゃああの木に寄りかかって食べれば?」と言ったのに、「ごつごつしてて座りにくそう」とご不満を漏らすものだから私はトーマが寄りかかれるものとして、車椅子を提供することになった。
トーマは右車輪に寄りかかるように背をもたれて芝生に足をのばし、私はトーマがもたれた車椅子が動かないようにするために腰かける。一応両車輪にストッパーもしておいた。
木漏れ日の中で時折日に照らされるトーマの黒髪は、角度によれば茶髪にも見える。知り合った頃から同じ髪型を維持しているトーマは、その髪の色も「親からもらったものだから」と今時古風な意見で不動のヘアスタイルについて語っていたことを思い出す。それを知っている私としては、茶髪のトーマはあり得ないことなのだろうなと思った。
トーマのつぶやきから数分たっても、続けて「ねぇ、聞いてるんだけど」というトーマの催促がなかったので、先ほどのつぶやきはおそらく独り言なのだろうと結論づける。質問に聴こえないトーマの質問には少し時間をおいて判断するしかない、というのが、長い付き合いからくるトーマ対策の一つだった。
逆に下手に返事すれば返答なんてもらえず、すぐそばに相手がいるのに独り言を話したような孤独感を感じてしまう。知り合った頃は一種のいじめかとも思ったものだ。だが本人は全く悪気もないので余計にたちが悪い。
だから、私はトーマに言葉を返さず、その代わりに手元の弁当箱に残った唐揚げを頬張った。
程よい醤油の風味と鶏肉の香りが口に広がる。
この間友人に聞いた唐揚げの作り方は思ったよりも簡単で、これなら今後もメニューの一つとして加えられるかもな、と私は思った。
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